現代アートについての考察(メモ)

現代アート、芸術、表現とは


どうやら、いくつかの局面がある?


まずは、そこに読み取れるメッセージと
そのアートが「ある」意味
■個性的である事、オリジナルである事(個人的な某かの表出)
■新しい価値概念を提案する事(社会的なテーマ性)
■体験を通して、普段、無意識化しているモノコトを認知させる
■イメージさせる何か(夢?意識の共有?イマジネーション?)


表現そのもの
■仕掛け的なもの
■説明的なもの
■精巧精密なもの
■執拗に手を入れたもの/メモ的なもの
■派手なもの/クリーンで静かなもの
■大きなもの/小さなもの
■具象/抽象


メッセージと表現の組合せで成り立っているのではないか?という仮説
そして、アーティストの手を離れ
観る者に委ねられるトコロからなので
メッセージは観る者が受け取る部分で考えてみる。


例えば
私の好きな写真家、ヨーゼフ(ジョセフ)・クーデルカさん
特に、最近の一連の風景写真(カオスシリーズ)が好きなのだけど
受け取ったメッセージは「イメージ」
そこに写っている場所、日時、イベントから切り取られて
別の何かを「イメージ」として投げかけてくる。
表現としては、クリーンで大きく、写真でありながら抽象的
特に、印刷物とは違う、パネル展示が好き
そのサイズ感、粒子の密度、明るい部分から暗い部分へのグラデーション・・・
中平卓馬さんの写真論から言えば、ある意味で「写真ではない」のかもしれない。


そもそも
アートは何を私たちに齎してくれるのか
アートは何のためにあるのか
商品としての価値意外に
今、現代においてアートがある意味、アートでなければならない意味を
自分で納得感をもって捉えられないといけない気もする。


方や、あくまでも「面白い」から
だけでも良い気もしている。
アートにしか実現できない「面白さ」があるなら。
そして「今、面白い」と感じることに価値があるのかもしれない。